パンは地球を救う、日は来るか。

ここ数年、日本でもフードロスについての話題がよく取り上げられるようになりました。

「フードロス」は、まだ食べられるのに廃棄される食品のことをさすのですが、日本では年間2,759万トンの食品廃棄物などが出るうち、「フードロス」は643万トン(*1)。日本の食品廃棄物とされている約23%の食品は、本当はまだ食べられるのに簡単に捨てられているんです。数字が大きすぎてピンとこないかもしれませんが、この量は、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年で年間約380万トン)の1.7倍に相当。つまり、世界の人々を助けられるだけの食べ物が日本で日々捨てられているということなんです。

わたしたちの大好きなパン。
実はこれもフードロス率の高い食品のひとつと言われています。作る量を工夫したり、次の日に別の商品に加工したり工夫をしながらも、思いがけない天候不順などで廃棄が増えてしまう時もあります。でも、パン屋さんだってほんとうは自分の作ったパン、全部食べてもらいたいんです。お店のSNSを使って残ったパンの購入者を募ったり、お得なセットとして通販対応しているパン屋さんも見かけるようになりましたが、個人店でここまで対応するのはなかなか大変なものです。

そんな中、世の中でもパン屋さんのフードロスを救済する動きが少しずつ増えてきています。「rebake(https://rebake.me/)」は、2018年12月に登場した、余ったパンをお取り寄せできるパンの通信販売マーケットです。このほかにも、パンの廃棄ロスの削減に取り組む企業も増えてきている中、今年の世田谷パン祭りをきっかけに新たなプロジェクト「Save The Bread Project」もスタートします。「Save The Bread Project (https://savethebread.jp)」は、『パンを守ろう!』をキーワードにパンの廃棄を無くすプロジェクトです。仕組みはシンプル。世田谷パン祭りイベント当日に余った各パン屋さんのパンを企業に買い取ってもらい、企業は社員にパンを無償提供するというもの。社員は寄付金として任意で募金し、この寄付金全額は「Save the Children」や「東日本大震災義援金」といった組織へ寄付されます。誰にも食べられず廃棄されてしまうかもしれないパンを救い、さらには多くの人のサポートに活用される資金を生み出す、というたくさんの人々が喜ぶ新たな循環を生み出します。

今回、世田谷パン祭りへ来場くださるみなさんにも、もっとパン×フードロスのことに触れてもらいたいと世田谷パン大学の特別講座をご用意しました。ぜひ参加して、フードロスのこと、パンや食品をおいしく無駄なく食べきるコツを学んでもらえたら嬉しいです。

– 【試食有】お家にある食材で食パンを簡単アレンジ!〜フードロスになる前に〜
https://setagayapandaigaku2019-salvageparty.peatix.com/

– 【パンのお土産付】もったいない鬼ごっこ~食べものになって、旅をして、フードロスを学ぼう!(小学生以上対象)
https://setagayapandaigaku2019-onigokko.peatix.com/